お疲れ様です。せいたかです。今回紹介するゲームは、香港で起きた殺人事件の解決を目指すゲームです!捜査員の中にその事件の犯人がいます。捜査員達の中に潜んでいる犯人が使った凶器と証拠を推理し、特定するゲームです!
ゲーム情報
ゲーム名:ディセプション-香港殺人事件-
プレイ人数:4人~12人
プレイ時間:15分~30分
おすすめ度:★★★★★(max5)
プレイ難易度:★★★(max5)
ゲーム概要
捜査官達の中に殺人犯が潜んでいる。
香港のネオン街で事件が起きました。捜査官達は辺りに散乱した証拠から「鍵となる証拠」を見つけ、「殺人に使われた凶器」を推理します。しかし、捜査官達の中にこの事件の殺人犯が潜んでいます。捜査官達は事件の解決を目指し、殺人犯は推理を間違った方向へと誘導し完全犯罪を狙います。
各プレイヤーの前には4種類の「証拠」と4種類の「凶器」が置かれます。これらの中から事件の「鍵となる証拠」も使用された「凶器」の特定を目指します。
「法医学者」のヒントを元に事件の解説を目指す。
「法医学者」は、この事件の答えを唯一知っています。しかし、「法医学者」は話すこともジェスチャーで伝えることもしてはいけません。
そのため、このタイルで「捜査官」たちにヒントを出していきます。捜査官チームはこれらのヒントを元に、「鍵となる証拠」と「殺人に使われた凶器」の特定を目指します。逆に「殺人犯」は「捜査官」たちの推理を間違った方向へと誘導することを狙います。
内容物
・証拠カード・凶器カード・バッチトークン
・弾丸マーカー・役割カード・場面タイル
勝利条件
捜査官チーム
「鍵となる証拠」と「殺人に使われた凶器」を特定する。
殺人犯チーム
最後まで「鍵となる証拠」と「殺人に使われた凶器」を特定させない。
準備
役割カードを裏向きで配ります。
チームは捜査官チームと殺人犯チームに分かれます。
プレイ人数が6人以上の時に「目撃者」と「共犯者」が増えます。
共犯者
殺人犯チームです。誰が殺人犯か知っていて、
殺人犯をサポートします。
目撃者
捜査官チームです。誰が殺人犯チームか知っています。ただ、どっちが殺人犯でどっちが共犯者かは分かりません。ゲーム終了時に自分が目撃者とバレてしまった場合は捜査官チームの負けになります。
その後、「法医学者」以外プレイヤーは「証拠カード」と「凶器カード」を4枚ずつとバッチトークン1つを貰いプレイヤーの前に並べます。
ターンの流れ(ルール)
以下の流れでゲームは進みます。
- 事件発生
- 事件の捜索
- 第1ラウンド
- 第2ラウンド
- 第3ラウンド
1.事件発生
「法医学者」の指示で「殺人犯」は、「鍵となる証拠」と「殺人に使われた凶器」を秘密裏に決定します。
- 殺人犯チーム以外は目を閉じます。殺人犯チームはお互いが誰なのか確認します。
- 「殺人犯」は自分の前にある「証拠カード」と「凶器カード」の中から1枚ずつ指差します。それがこの事件の答えです。
- (目撃者がいる時のみ)「目撃者」以外は目を閉じます。その後「法医学者」は殺人犯チームを指差しして教えます。
以上の手順で決定していきます。
基本的に「法医学者」は喋ることやジェスチャーは禁止です。タイルでのみヒントを仲間に伝えることができます。
2.事件の捜索
各ラウンドは
- 情報収集フェイズ(ヒントをもらう)
- 意思表明フェイズ(意見を言う)
の順で進んでいきます。
1ラウンド目
情報収集フェイズ
「法医学者」は事件現場タイル1枚、死因タイル1枚、現場タイル4枚を出します。
「法医学者」は6つの弾丸マーカーを、各タイルに1つずつ配置します。
意思表明フェイズ
情報収集フェイズで貰ったヒントを元に全員で議論します。その後、プレイヤーは順番に「鍵となる証拠」と「殺人に使われた凶器」についての意見を30秒ずつ言って終了です。
事件の解決
バッチトークンを使用することでゲーム中いつでも事件の解決にチャレンジすることができます。ただし、1人1ゲームで1回のみです。
プレイヤーは「事件を解決します!」と宣言します。その後、犯人だと思うプレイヤーの前の「証拠」と「凶器」を1つずつ指差します。
その後、「法医学者」が正解か不正解を言います。それが正解だった場合、捜査官チームの勝ちです。また、どちらでも違った場合は、「違います」とだけ言います。※片方が合っていても「違います」とだけ言います。
全員のバッチトークンを使い切らせることができれば、殺人犯チームの勝ちです。
2ラウンド目、3ラウンド目
この2つのラウンドは同じ流れで進んでいきます。
情報収集フェイズ
「法医学者」は新たな現場タイルを1枚出し今並んでいる現場タイル1枚と入れ替えます。その後、そのタイルに弾丸マーカーを1つ置きます。このラウンドは既に出ているが、証拠や凶器と合わなかったヒントを新たなヒントに入れ替えることができます。
意思表明フェイズ
1ラウンド目の意思表明フェイズと同じです。
情報収集フェイズで貰ったヒントを元に全員で議論しプレイヤーは順番に意見を30秒ずつ言いって終了です。
ゲームの終了
第3ラウンド終了後にバッチトークンが余っているプレイヤーは事件の解決に挑戦します。
それが正解だった場合、捜査官チームの勝ちです。(目撃者がいる場合は、まだ捜査官チームの勝ちにはなりません。「殺人犯」は誰が「目撃者」だったのかを宣言できます。正解した場合、殺人犯チームの勝ちになります。)
全員外れた場合は、殺人犯チームの勝利です。
感想
推理がメインの人狼系ゲーム
このゲームは、敵を当てる人狼の要素は薄めでどちらかというとヒントから答えを推理する要素が強くとて誰とでも遊びやすいゲームです。とは言え、殺人犯チームがつまらないかと言うとそう言うわけではなく、間違った証拠や凶器をヒントを上手いこと結びつけることができれば勝利にグッと近づきます。そのため、捜査官チームはいかにヒントから証拠や凶器を推理するかが楽しくて、殺人犯チームはいかに間違った証拠や凶器をヒントに結びつけるかが楽しいゲームです。
リプレイ性が高い
このゲームは証拠カードは200枚、凶器カードが90枚あり、組み合わせがもの凄いあります。1プレイも20分程度と短いため何度も遊んでしまいます。
さらにイベントタイルと言う拡張ルールもあります。イベントタイルは現場タイルと混ぜて使います。イベントタイルがめくられた時にイベントタイルの指示に従うルールです。イベントタイルには強制でバッチトークンを使わないといけなくなるものや関係のない証拠などを捨て札にするものなど様々です。
まとめ
人狼系が苦手な人も参加しやすい上にヒントを巡った駆け引きも楽しくかなり出番が多いゲームです!12人までやれる点も非常に魅力的です。リプレイ性もかなり高いので買い得なゲームだと思いますよ〜
良きボドゲライフを〜