お疲れ様です。せいたかです。今回紹介するゲームは2017年のドイツゲーム大賞にノミネートした作品です。長らく日本語版がなかったのですが、2020年に新版が出たタイミングでついに日本語版が発売されました!デッキ構築ゲームとレースゲームが融合されたこの作品は、シンプルでプレイしやすいのに非常に戦略性もある名作と言っていいゲームでした^ ^
では内容を紹介していきます!
ゲーム概要
探検隊になって黄金都市「エルドラド」を目指すレースゲーム
プレイヤーは探検家です。デッキからカードを引きそれを使って探検をしていきます。カードには「探検家」や「船員」などがあり、デッキは探検隊を表しています。探検隊(デッキ)の仲間たち(カード)の力を借りながら誰よりも先にエルドラドへの到達を目指します。
自分のデッキを強化しながらレースする!
このゲームは『ドミニオン』に代表されるようなデッキ構築ゲームです。自分で強化したデッキから引いたカードを使ってゴールを目指します。効率よくゴールにつくために最適なルートを考えながらデッキを構築していくのが楽しいですよー!
ボードゲーム初心者にもオススメ!
まず、何をすればいいのかとてもわかりやすいです!カードを使ってゴールを目指せば良いので。
加えてカードの効果もシンプルなものが多いです。初期デッキに至っては全てテキスト無しです!そのため、デッキ構築系のゲームによくある初めてだとカードの把握が大変というシチュエーションが生まれにくいです。そのため、プレイ難易度が結構低いです!誰とでも楽しみやすいデッキ構築ゲームと言えます!
ゲーム情報
ゲーム名:エルドラドを探して
プレイ人数:2人~4人
プレイ時間:30分~60分
おすすめ度:★★★★★(max5)
プレイ難易度:★★★(max5)
勝利条件
1番最初にエルドラド(ゴール)にたどり着いた人の勝利
準備
1.初期デッキを準備
山札から4枚引き手札とします。
初期デッキの内容は後ほど紹介します。
2.マップを作成
説明書には難易度別におすすめのコースが計7パターン記載されています。その中から選んでもランダムで作成しても良いです。写真は最初のゲームにおすすめのコースです。
初期デッキ内容
初期デッキは全員同じ内容で固定です。
冒険家(3枚)
森(緑色)の移動力1のカードです。
難易度1の森に進めます。
難易度とは
マークの数はそのマスの難易度を表しています。
コマを進めるには進む先以上の移動力を持ったカードが必要です。
例えば、難易度3の森のマスに進むには森の移動力が3位上のカードが必要です。移動力が2以上のカードは初期デッキには無いため新たに購入する必要があります。購入については後ほど説明します。
旅行者(4枚)
集落(黄色)の移動力1のカードです。
難易度1の集落に進めます。
また、黄色のカードは購入力も上がるカードです。購入については後ほど説明します。
船員(1枚)
川(水色)の移動力1のカードです。
難易度1の川に進めます。
その他のマスの説明
初期デッキで紹介できなかったマスを紹介します。
岩場マス(灰色)
岩場マスに入るには手札を捨てる必要があります。捨てる枚数はマスに書かれたカードの枚数です。
キャンプ(赤色)
このマスに入るには手札のカードをゲームから取り除く(箱に戻す)必要があります。ゲームから取り除く枚数はマスに書かれたカードの枚数です。
岩場(濃い灰色)
侵入できないマスです。
バリケード
マップとマップの間にバリケード(ギザギザのタイル)があります。1番最初にバリケードを通過するプレイヤーはバリケードに書かれた移動力分支払う必要があります。
そのプレイヤーは取り除いたバリケードを獲得します。バリケードは同着だった場合たくさん持っていた方が勝ちになります。
ターンの流れ(ルール)
以下の流れで進みます。
- カードのプレイ
- カードの購入
- 捨て札かキープするか決める
- 手札の補充
1.カードをプレイして自分のコマを進める。
手札から1枚カードをプレイして自分のコマを進めることができます。
以下の条件を満たした場合、進むことができます。
- 行先のマスと同じ色である
- 行先の難易度以上の数字を持っている
- 行先のマスにコマがない
ちなみに余った移動力は使えます。
↑は移動力3のカードを使って難易度1の森を3マス進んでます。
これを好きなだけ繰り返します。
※ちなみに移動力は合算できません。移動力が1のカード3枚で難易度3の森は進むことはできません。逆に分けることは可能です。移動力3のカードで難易度1のマスを3つ進むことは可能です。
2.カードを購入する。
残った手札を用いて買い物することができます。市場ボードに並んだカードを購入することができます。カードは3枚ずつあります。
1ターンで買える枚数は1枚までです。
支払いは基本的に黄色のアイコンがあるカードで行います。コインのアイコンの数字の分のお金を出せます。
カードの値段以上のお金が出るように捨て札にすることでカードを獲得できます。また、黄色でないカードは全て2枚で1金として使えます。
購入したカードは捨て札に行きます。
市場の補充
市場ボードのカードのどれかが売り切れていた場合、市場ボードに並んでいないカードも含めて全てのカードから好きなものを選んで購入できます。※市場ボードのカードがどれも売り切れていない場合は市場ボードからしか買えません。
この時購入したカードが市場ボードにないカードだった場合、残りを市場ボードの空いているところに置きます。
3.カードを捨て札にする
使用したカードをすべて捨て札にします。この時手札に残っているカードがあった場合、捨て札することもしないこともできます。
4.手札の補充
手札が4枚になるまで補充します。
デッキの再構築
手札の補充の際に山札が無くなってしまった場合、捨て札をシャッフルして新たな山札を作ります。このタイミングで購入したカードや使用済みのカードが再び山札に入ります。
特殊カードの紹介
初期デッキ以外のカードを紹介します。プロモカード抜きで18種類のカードがあります。
カードの見方
移動力系カード
単純に移動力が高いカードです。
汎用系カード
森、集落、川の中から臨機応変に選択できるカードです。状況に柔軟に対応できる代わりに移動力が低めに設定されています。
※使う時は3つの中から1つを選び使用します。3つ共同時に出るわけではありません。
効果付きカード
ドロー系
単純に山札からカードを引く効果やカードを引きつつ手札のカードをゲームから取り除く効果が付いているカードもあります。
その他
好きなカードを獲得できたり、コストなしで移動できたりします。これら以外にも3種類プロモカードが同梱されています。
感想
わかりやすいゲーム性がいい
ルールは雑に説明すると「手札を使ってゴールを目指す。」だけです。勝利条件もそこまでの手段もわかりやすいです。テキストも少ないです。そのため、ボードゲーム慣れしてない人ともプレイしやすいゲームです。この幅広い層で楽しめると言う点がこのゲームの魅力の一つだと思います!
進むのか探検隊(デッキ)を強化するかが悩ましい
「コマを進める」か「デッキを強化する」かの選択が悩ましいです!また、コースの位置によって必要なカードも変化します。「序盤は森が多いから森に特化したいけど、後半は川が多いから中盤で川が得意なカードを加えて行こう」と言った感じで考える必要があります。ゴールまでのどのルートを通るか考え、いかにそのルートを効率よく進んでいくか考える必要があります。
いつどこで進んでどこでどのカードを追加するかが非常に悩ましく面白いです。この高い戦略性もこのゲームの魅力のひとつだと思います!
コースが変わることによるリプレイ性
コースは毎回変わります。(説明書にはおすすめのコース例が7パターンあります。ランダムで作ることも可能です。)タイルが10枚で裏表があます。理論上10万パターン以上のコースがあるそうです。コースに合わせてデッキを調整しないと勝つこと難しいため、毎回戦略を変える必要があります。このリプレイ性の高さもかなゲームの魅力です!
まとめ
幅広い層と楽しむことができるため、定番のボードゲームになりうる魅力を持っていると思います。旧盤には拡張があったようですので、新版も期待してしまいます^ ^
また、間違えやすいルールなどをまとめました。購入後の参考にどうぞ!
seitakanoppomemo.hatenablog.com