せいたかのっぽの備忘録

自分の好きなことを残していこうと思います。主にボドゲ

世界の七不思議〜数々の賞を受賞した傑作文明発展ゲーム〜【レビュー・ルール】

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どうも、せいたかです。世界の七不思議セブンワンダー )は、バビロン、ロードスなどの世界の七不思議を題材にした文明発展ゲームです。自分の担当する文明の特徴を活かし軍事、商業、科学、などを発展させていきます。このゲームは数々の賞を受賞した作品で、戦略性、プレイ時間、対応人数の面でかなり優れています。

 

ゲーム概要

数々の賞を取ったドラフトゲームの傑作

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2011年にボードゲーム大国ドイツで三冠を達成したゲームで、発売した2010年から長く愛されています

自分の文明を発展させていく

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プレイヤーは1つの文明を担当します。その文明を3時代を通して発展させていきます。科学力が高かったり戦争が得意だったりと個性豊かな文明が7種あり毎回違ったプレイ感で楽しめます。

ドラフトしてカードを選んでいく

ターンではカードを選んで使うことで文明を育てていきます。そして選んだカード以外のカードは隣に渡します。次のターンには隣から回ってきたカードから選びます。このようにプレイヤー間をカードがぐるぐる回ります。この方式をドラフトと言い、普通に配るよりも運要素が減り戦略性が上がります^ ^

7人までできてさらにプレイ時間も延びない

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このゲーム7人までプレイできます。さらにドラフトで同時にカードを選ぶため人数が増えてもプレイ時間が延びませんよ〜

2021年に新版が発売!

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(引用:https://instagram.com/reposproduction?igshid=13fxpnttbj1u9

第二版が発売されます。アートワークが一新されるのとバランス調整が入ります。アイコンも見やすくなるしスタイリッシュな見た目になるので2版がおすすめです!

ゲーム情報

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ゲーム名:世界の七不思議(7wonders)

プレイ人数:2人~7人
プレイ時間:30分~45分

おすすめ度:★★★★★(max5)

プレイ難易度:★★★(max5)

2020.12追記:Amazon楽天とヤフーショッピングで新版の予約始まってます!

勝利条件

3つの時代を行い最終的に得点が1番多かったプレイヤーの勝利です。

ゲームの準備

それぞれのプレイヤーは1つ文明を選びます。また、初期費用の3金をもらいます。その後時代Ⅰのカードを8枚配ります。

ゲームの流れ

各時代は2つのフェイズで行われます。

時代の流れは以下です。

  1. ドラフトフェイズ
  2. 戦争フェイズ

これを3時代行ったら終了です。

各時代の流れは同じですが、配られるカードの内容が変わります。

1.ドラフトフェイズ

全員同時に進行します。各自配られた手札から1枚選びます。全員決まったら同時にオープンします。

各プレイヤーは、カードは3つ使い道がありその中から1つ選びます。

  1. カードの建築
  2. ワンダーの建築
  3. 3コインの獲得

中から1つ選んで行います。

その後、残った手札を隣の人に渡します。そして隣から受け取った手札から各自1枚選びます、、、といったように選んでプレイして残りの手札を回してを繰り返します。7枚使ったら残りを捨て札にして終わります。

1.カードの建築

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カードごとにコストが書いてあります。コストに書かれた資源のカードを出していれば建築できます。

また、隣のプレイヤーが生産している資源を2金払って使う事ができます。

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ちなみにボードに書いてある資源も使うことができます。

2.ワンダーの建築

文明ボードの建築をすることもできます。

建築することで得点を貰えたり能力を貰えたりします。

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また、ワンダーは左から建築しなければなりません。建築する時はカードを裏向きにし、差し込みます。ワンダーはそれぞれの文明で様々な特徴があります。

3カードを捨て札にする。

カードを捨て札にすることで3金受け取ることができます。

カードの種類

カードは大きく分けて6種類あります。

1.資源カード(茶、グレー)

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資源カードは資源を生み出すことができるようになるカードです。

2.軍事カード(赤)

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軍事カードは軍事力を増やせるカードです。軍事力は後述の戦争で使います。

3.研究カード(緑)

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緑のカードはゲーム終了時に組み合わせで得点が貰えるカードです。

4.商業カード(黄色)

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商業カードはコインがもらえたり、隣国との資源のやりとりのサポートをしてくれるカードです。

5.市民建造物カード(青)

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市民建造物カードは、得点がもらえます。

6.ギルドカード(紫)

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ギルドは特殊なカードで第Ⅲ時代にしか出てきません。得点を大幅に伸ばしてくれるカードです。

2.戦争フェイズ

ドラフトフェイズが終わったら両隣のプレイヤーとそれぞれ戦争をします。戦争は軍事力を比べます。カードやボードに書いてある赤い盾のマークの数の合計を比べます。

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時代の終了

戦争を行ったら時代が終了します。次の時代がある場合は、次の時代のカードを8枚ずつ配ります。

終了条件

  1. ドラフトフェイズ
  2. 戦争フェイズ

の流れを3回やったら終了になります。

得点計算をして1番得点の高い人の勝利です。

得点計算

得点は大きく分けて4要素あります。

1.ワンダー

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建築したワンダーの得点が貰えます。

2.戦争

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戦争で得たトークンの数字。

3.科学

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科学は少し複雑です。3種類マークがあるのですが3種類揃える毎に7点。また同じ種類はその種類のカードの二乗の点がもらえます。

4.青、黄、紫のカードの点

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青カードは書かれている点数がそのまま貰えます。

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黄カードは得点が変動します。

このカードの場合、自分の灰色のカードの枚数×2点がもらえます。ちなみに左下のコインのマークはこのカードを建築した時の自分の灰色のカードの枚数×2金もらえるという意味です。

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紫のカードも得点が変動します。

このカードの場合は両隣の人の青のカードの枚数分得点がもらえます。

7.お金

3金につき1点貰えます。

 

各文明の紹介

文明の紹介をします。7種類の文明があります。また各文明はA面とB面があります。A面は比較的シンプルに作られているので初心者向けでB面は複雑で特徴的な面です。

1.ロードスの巨人像

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ロードスは、軍事力特化の文明です。軍事力を軸に戦います。B面は軍事力が1ずつしか増えませんがこの1が大きいです。1違うだけで相手は自分より余分に軍事力カードを出す必要が出てくるためです。

2.オリンピアのゼウス像

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ゼウスはA面とB面で能力が異なります。A面の能力は、1時代に1回だけカードのコストを無視して建築できます。B面の能力は、隣の紫カードを1枚コピーすることができます。

3.バビロンの空中庭園

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バビロンは科学力特化の文明です。科学力を軸に戦います。また、B面は通常捨て札にする最後の1枚を使うことができるという能力も持ちます。

4.ギザのピラミッド

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ギザはとにかく得点に特化した文明です。B面は特に居る資源もほぼ石材とレンガなのでそこに特化します。

5.エフェソスのアルテミス神殿

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アルテミスはお金特化の文明です。コインを駆使して立ち回れます。

6.ハリカルナッソスのマウソロス霊廟

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ハリカルナッソスは変わった能力を持った文明です。捨て札を使うことができます。他プレイヤーに捨てられたカードやコストが高くて建てれなかったカードなどを建てることができる強力な能力です。少し玄人向けの文明だと思います。

7.アレクサンドリア灯台

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 アレクサンドリアは、資源を生み出すのが得意な文明です。資源を1つ自由に使える能力ですので、この臨機応変さを駆使して立ち回ります。

感想

短い時間にしっかりやりごたえがある-good

いかがだったでしょうか。このゲームはターンに1枚カードを選ぶだけですが、その選択がとても大事です。いかに効率よく自分の文明を発展させていくかが重要です。また、隣国とは戦争関係になりつつ資源の輸入先にもなりますので周りの国の動向を見つつ出し抜く必要があります。また同時進行で進んでいくので人数が増えると待ち時間が伸びるということもありません。そこもいいところです。しかもプレイ時間が30分から40分くらいなので何回も遊べます。

7つも文明がありリプレイ性もいい-good

このゲームは文明が7つもあります。そのため、「この文明は極まったから次はこの文明使ってみよう」と格ゲーのキャラ選びみたいなワクワクが何度も楽しめます!拡張もたくさん出ていてさらに面白くなりますよ。 

複数回やらないと面白さがわかりにくい-bad

時代毎にカードが変わり種類も多いので初プレイだと見通しが立たずプレイしにくいです。各時代のカードをざっくり把握してくると面白さがグッと上がる感じです^ ^

まとめ

高戦略性、広プレイ人数、良プレイ時間、高リプレイ性のこのゲームをぜひ遊んでみてください! ゲーム大賞をたくさん受賞した作品なだけあります

 

 

拡張のレビューも書きました。興味のある方は是非!^ ^

seitakanoppomemo.hatenablog.com

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