こんにちは、せいたかです。今日は一癖あるカードゲームの紹介です。カード能力を駆使して発展して行くゲームですが、発展しすぎるも減点が増えてしまうと言う一筋縄ではいかないゲームでとても面白かったです!
ゲーム概要
大火災に見舞われたロンドンの復興を目指すゲーム
1666年に実際に起きたロンドンの大火がテーマになっています🔥
プレイヤーは自分の地区の復興を目指します。
4つのアクションを駆使していきどんどん復興していく
手番では4種類のアクションから1つをやります。4種類のアクションとは
- 開発(カードのプレイ)
- 運営(カードの効果発動)
- 土地購入(自治区の購入)
- 追加ドロー
です。これらを駆使して復興を目指します。
過度な発展に貧困を生む
発展しすぎると貧富の差が生まれてしまいます。貧困が発生してしまうと貧困トークンを貰ってしまいます▪️
貧困トークンはゲーム終了時に大きな減点を生んでしまう可能性があります。
貧困トークンは、場のカードが多いほど、手札が多いほど、借金が多いほどたくさん貰ってしまいます。そのため、上手くやりくりして発生を抑えたり、貧困トークンを返せる効果を使っていく必要があります。
借金システムあり
このゲームの作者は、「ブラス」や「蒸気の時代」等で有名なマーティン・ワレスさんのゲームです。そのためしっかり借金システムがあります。今回も辛い借金です。今回は10ポンド借り入れると、貧困のリスクが増えるうえに返す時は15ポンドです💷。
美麗なイラストでテンションが上がる
このゲーム個人的にデザインがかなり好みです。スタイリッシュでオシャレな見た目に仕上がってると思います✨
ゲーム情報
ゲーム名:ロンドン
プレイ人数:2人~4人
プレイ時間:60分~90分
おすすめ度:★★★★★(max5)
プレイ難易度:★★★(max5)
勝利条件
一番得点が高い人の勝利
準備
場の準備
市街カードは、A,B,Cの3種類に分かれています。それぞれを束にしてシャッフルします。その後、下からC,B,Aの順に積みます。
そのため、ゲーム中に出てくる市街カードはある程度傾向があるようになっています。
プレイヤーの準備
- 手札6枚と5ポンドを受け取ります。
- 開発ボードの得点トラックの0点に自分のコマを置きます。
ターンの流れ
手番は以下の流れで進んでいきます。
- 借金返済
- 手札補充
- アクション
1.借金返済
借金があれば、手番の開始時に返済することができます。10ポンドの借金は15ポンド払うことで返済できます💷
借金
借金は手番中ならいつでもすることができます。ただ、返済は出番開始時のみです。
10ポンドずつ借りることができ、その度に10ポンドの借金トークンを受け取ります。
10ポンドのトークンの返済には15ポンド必要です。
また、借金は貧困トークンの数が増えるリスクがあります。(運営アクション参照)
2.手札補充
山札か開発ボードから1枚手札を補充します。
3.アクション
4つのアクションから1つ選び実行します。
- 開発(カードのプレイ)
- 運営(カードの効果発動)
- 土地購入(自治区の購入)
- 追加ドロー
アクション1.開発(カードを出す)
手札からカードを何枚でも場に出すことができます。出す際はコストを払います。
またすでに出してるカードの上に出すことも可能です。
カードの見方
カードの出し方
カードを出すにはコストを払う必要があります。
- カードに描いてあるコスト(描いてあれば)
- 出したいカードと同じ色のカード
※コストに使ったカードは開発ボードに置きます。
開発ボード
コストに払ったり捨て札にしたカードは、開発ボードに置来ます。
プレイヤーはいつでも山札からカードを引く代わりに開発ボードのカードを選んで手札に加えることができます。
カードを出す場所
カードは横に追加出すか既にあるものに重ねて出すかの2択です。
効果を使って裏を向いてるカードの上に重ねることもできます。
出てるカードが多いと貰う貧困トークンが増えてしまうため、重ねるて数を増やさないと言う選択肢も意味があります。
アクション2.運営(効果を使う)
自分の場のカードの効果を使います。好きな順番で使用可能です。
また、右下にフリップアイコンがあるカードは効果発動後、裏向きになり効果が使えなくなります。
貧困トークンの獲得
効果発動後、貧困トークンを受け取らなければいけません。
貧困トークンはゲーム終了時に減点を生みます。
そのため、場に並べれば並べるほど貰う貧困トークンが多くなってしまいます。
貧困トークンの減らし方
アクション3.土地の購入
場に並んだ自治区カードを購入できます。場には3枚並んでいて、購入するたびに補充されます。
自治区カードの見方
このカードの場合、8ポンドで購入できます。購入するとカードを4枚手札に加え、6点貰い、持っている貧困トークンを2つ減らすことができます。さらに自治区の効果で、借金するときにもらえる金額が増えます。
2枚目以降の自治区カード
自治区カードは購入するたびに持っているものに重ねていきます。そのため、新たな自治区カードを買うと前の自治区カードの効果は使えなくなります。
アクション3.追加ドロー
山札か開発ボードからカードを3枚まで手札に取れます。
終了条件
山札がなくなったら、そのターンをしたプレイヤー以外が1手番ずつ行ったら終わりです。
終了後以下の処理をします。
得点計算
以下の合計です。
- 得点ボードの得点
- カードの得点
- お金の得点
- 貧困トークンの減点
この合計が一番高かった人の勝利です。
ボード・カードの得点
お金の得点
3ポンドで1点です
貧困トークンの減点
まず一番貧困トークンが少ない人を確認します。全員その数をサプライに戻します。この時一番貧困トークンが少なかった人の貧困トークンは0になります。
残った数に応じて減点をします。どれだけ減点なのかはボードに書かれています。
感想
カードの効果をうまく使って行くのが面白い
色々な効果なカードがあり、それらをうまく使いこなすのが単純に面白いです。中にはコンボできるようなカードもあるため、手札や場のカードから色々な使い方を考えるのが面白いですよ〜!
貧困トークンがいいアクセントになっている
このゲーム考えなしにバンバンカードを出して、バンバン手札をふやして行くと貧困トークンを大量にもらってしまいます。
貧困トークンは失点につながります。
そのため、貰う貧困トークンの数と出すカードを天秤にかけながらプレイして行くのが面白いです。
手札も貧困トークンの数に関わってくるため、手札の枚数も考える必要があります。
自治区カードや借金の要素も面白い
このゲームの最大の特徴は貧困トークンがありますが、自治区カードや借金システムは面白さを引きてています。
自治区カードは、雑に言うとお金で、得点と手札を増やしと貧困トークンを減らせるカードです。しかし手札が増えすぎると貰う貧困トークンが増えてしまうため利用するタイミングを考える必要があります。
加えて特殊効果がある自治区カードもあり、その能力を駆使しながらプレイするのも面白いですよ〜
借金システムは、10ポンド借り入れたのに15ポンド払う必要があったり、貰う貧困トークンが増えてしまったりとかなりコスパが悪いです。しかししっかり使うと強力な選択肢にもなりえます。借金システムを使いこなすのもまた面白いです。
まとめ
このゲームの最大の魅力は、貧困トークンだと思います。発展することだけを考えるとどんどん貧困が広がって行く感じがとても面白いです。貧困と発展のバランスを考えながら、カードの効果や手札枚数、自治区カードに借金などの要素を駆使して行くのがとても面白かったです✨