おはようございます。せいたかです。『電力会社』は電力会社のオーナーとなり発電所を建築し、電力網を拡大することを目指すゲームです。競り要素、陣取り要素、拡大再生産要素がバランスよく盛り込まれており、戦略性がかなり高いボードゲームです。プレイ時間の割にプレイ難易度が低く、順位が一番低い人への救済措置も大きいため、初心者と経験者が混ざってもプレイしやすい点も気に入っています。
ゲーム情報
ゲーム名:電力会社
プレイ人数:2人~6人
プレイ時間:120分
おすすめ度:★★★★★(max5)
プレイ難易度:★★★(max5)
ざっくりしたゲームの流れ(ルール)
最初にざっくり流れを説明してから細かい部分を説明していきます。
このゲームの目的
このゲームは多くの都市に電力を供給することを目指します。
どうやって電力を供給するのか
まず電気を作らなければなりません。そのため、発電所と発電するための資源が必要です。
資源は主に4種ありあります。また、資源を使わないエコな発電所もあります。
その後、電力を供給するために電力網を建設します。
発電所・資源・電力網が揃い電力を供給できれば、供給した都市数に応じてお金を受け取ることができます。またそのお金を使って新たな発電所を、、、といった具合にどんどん電力を供給できる都市を増やしていきます^ ^
↑こんな感じでサイクルを回してどんどん自分の供給できる都市を増やして行きます^ ^
少し詳細にルール紹介
ここからもう少し詳細にルールを説明します。分かりやすさを優先し、一部割愛しているルールもあります。
勝利条件
ゲーム終了時に一番多くの都市に電力を供給していたプレイヤーの勝利です。
発電所カード
ラウンドの流れ
このゲームは以下の4つのフェイズを繰り返して進んでいきます。誰かが終了条件を満たすまで繰り返します。
- 発電所オークション
- 資源購入
- 建設(電力網を敷く)
- 発電
各ラウンドの順番
各ラウンドの手番順は電力網を建設したいる都市数で決まります。また、一番最初だけはジャンケン等で決めます。
1.発電所オークション
電力網を建設している都市数が1番多い人すなわち1番勝利に近い人がスタートプレイヤーになります。
2.資源購入と3.建設
都市数が最下位の人すなわち1番勝利から遠い人から順番に行います。2.資源購入と3.建設は早い手番の方が有利にできています。そのため、経験者と初心者が混ざった場合は初心者の救済措置として働きます。また、経験者同士の場合は都市数が拮抗している場合にあえて都市数最下位を取ると言うプレイングが生まれるため駆け引きに奥深さを生んでいます。
1.発電所オークション
1位のプレイヤーは並んでいる発電所から1枚選び競りが始まります。
↑この場面では5番の発電機を競っています。
プレイヤーは順番に前の人より高い値段をつけるか、降りるかを選びます。最終的に1番高値をつけた人がその発電所を購入します。このフェイズでは1人1つまでしか発電所を落札できません。そのため、発電所をもらったプレイヤーは次のフェイズ(資源購入)まで待ちになります。発電機が落札されたら山札から補充して残りの人でまた発電所の競りをしていきます。
2.資源購入
電力網の都市数が一番少ないプレイヤーから順番に資源を購入します。資源は持っているを発電所で使う資源を2回分まで貯めることができます。
↑この発電所は石炭2つで発電できるため、2回分の4つまで貯めることができます。
※お金が足りれば発電所に貯めれるだけ資源を購入することができます。また、使わない資源を買うことはできません。
また、資源は買われれば買われるほど値段が上がっていきます。
※資源はラウンドの最後に補充されます。
買われれば買われるほど資源の価格が上がっていくため、他のプレイヤーと競合している資源だと損をしてしまいます。他のプレイヤーが使っていない資源は一人で安く買うことができるため、他のプレイヤーの動向を見ながら発電所を選ぶことが大切になってきます。
3.建設(電力網を広げる)
電力網を建設していきます。値段は都市に書いてあるスペースの価格+自分のコマと繋がっている配管の価格です。※最初の1つだけは好きなところに配置することができます。
このフェイズではお金が足りれば好きなだけ電力網を広げることができます。
※ゲーム開始時は1つの都市に1人までしか置くことができません。そのためどこに置いてどこに電力網を広げていくかの戦略が大切です。1つの都市におけるコマ数はゲームが進むにつれて解放されていきます。
4.発電
発電所の上の資源を消費して都市に電力を供給します。
送電できた都市の数に応じてお金を貰うことができます。
↑もらえるお金はサマリーカードにまとまっています。例えばら3都市に供給できれば44もらうことができます。
終了条件
15都市に電力網を建てたラウンドが終了した時
※何都市で終了かはプレイ人数によって変わります。
ラウンド終了時に一番多くの都市に電力を供給できた人の勝利です!
ルールまとめ
発電所を買う⇨資源を買う⇨電力網を建設⇨発電して電力供給してお金を稼ぐ⇨新たな発電所を買う⇨資源を買う⇨.......と言ったように発電所や資源などに投資をし、儲かったお金で新たな発電所等に投資してどんどん自分の発電量を成長させていきます。
スリーブ
メーカー:ホビーベース(Hobby Base)
製品名:カードアクセサリコレクション カードスリーブ スクエア69・ハード
装着感はこんな感じです。
電力会社は54枚でスリーブは1セット50枚のため、スリーブは2セット要ります。
サマリー等が数枚あるので発電所カードのみスリーブに入れたい場合は1セットで十分です。
感想
電力網をどんどん広げていくのが楽しい
最初はぜんぜん発電出来ず少しの都市にしか電気を届けることができません。しかしそこから稼いだお金を使って新たな発電所に、、と言って投資と回収のサイクルを回せば回すほどどんどん資金が増え、その結果どんどん電力網が広がっていくのがとても気持ち良いゲームです。
プレイ時間の割にシンプル
プレイ時間が120分と重量級のゲームですが、プレイはシンプルです。①発電所を買う⇨②資源を買う⇨③電力網を建設⇨④発電してお金を貰うを繰り返すだけです。やることがすっかりしているため、このゲームの魅力である自分の電力網を成長させていく要素や電力網を広げて競う陣取りの要素に集中し楽しむことができます。
救済措置が大きく初心者ともやりやすい
最下位のプレイヤーが常に有利になるように出来ているため、初心者と経験者が混ざってプレイしてもゲームから脱落している感覚があまりありません。ちょっと難しいゲームに興味を持った人とやるのに適しています。また、この救済措置は経験者同士でもいいスパイスになっています。あえて都市数を最下位になるプレイングが生まれどこで一気に都市数を広げるかの駆け引きを生んでいます。
このゲームのように最初にやる重ためのゲームに適したゲームをまとめてみました。
興味のある方は是非。
seitakanoppomemo.hatenablog.com
また、世界1のボドゲレビューサイトで評判の良いボードゲームをランキングにした記事もあります。
seitakanoppomemo.hatenablog.com
では良きボドゲライフを〜