今回紹介するのは2018年に行われたボードゲームの祭典「ゲームマーケット」で賞を受賞したゲームです!戦国時代を舞台のゲームで、プレイヤーは日本中で行われる11の合戦を行います。最大の特徴は援軍システムで、合戦に勝ったプレイヤーは隣接する合戦に援軍を送ることができます。1つの合戦を皮切りに目まぐるしく戦況が変化します。プレイも軽めで、運と戦略のバランスも非常に良いです。何回も遊びたくなってしまいます^ ^
ゲーム情報
ゲーム名:天下鳴動
プレイ人数:2人~4人
プレイ時間:20分~40分
おすすめ度:★★★★★(max5)
プレイ難易度:★★(max5)
準備
11のエリアに城チップをランダムに一枚ずつ置きます。次に軍略カードを人数+1枚公開します。加えて、各プレイヤーコマを受け取ります。
勝利条件
11の合戦が終わったあと所持している城チップの数字の合計が1番高かった人の勝ちです。
ターンの流れ(ルール)
コマを配置する進軍フェイズを行ったあとに、エリアごとの戦いが始まる合戦フェイズをします。全ての合戦が終わった後に得点計算をします。
1.進軍フェイズ
2つの行動から選ぶことができます。
- ダイスを振り自分のコマを進軍させる
- 軍略カードを使う
ダイスを振り自分のコマを進軍させる
ダイスを3つ振ります。それを2つに分けます。2個の合計は進軍させるエリアを意味し、残り1個の目は進軍させるコマの数を意味します。
目の数によっておけるコマの数は決まっています。増やすことも減らすこともできません。目とコマの数の関係はボードに記載されています。
↑はダイスを4(2と2)と5に分けた時の様子です。2つに分けた方の合計はエリアの数字を示し、1つに分けた方の目は置けるコマの数を示しています。そのため、この分け方の場合は4のエリアに3つコマを置きます。この目の出方だと7と2に分けて7のエリアにコマを1つを選ぶこともできます。
また、1ターンに1度だけダイスを全て張り直すこともできます。
軍略カードを使う
残っている軍略カードから1枚使うことができます。軍略カードは1ゲームで1回のみ使うことができます。また、誰かが使った軍略カードはもう使うことができません。さらに誰かがコマを置き切ったらもう軍略カードを使うことはできません。誰かがコマを置き切るタイミングも加味して軍略カードを使う必要があります。
ちなみに軍略カードは全部で12種類あります。1回のゲームでは1部しか出ないため、出た軍略カードによって作戦を変える必要があります。
進軍フェイズの終了
コマを置き切ったプレイヤーは残っている刀チップのうち刀の数が1番多く描かれているものを貰います。貰ったプレイヤーは合戦フェイズになるまで待機します。刀チップは、合戦時にコマの数が同点になった場合、持っている刀チップの刀の数が多い方の勝ちになります。全員がコマを置ききったとき進軍フェイズが終了となります。
※刀チップはプレイ人数分用意されます。
2.合戦フェイズ
城チップの数字が低いエリアから合戦を行なっていきます。そのエリアにあるコマの数(進軍フェイズに置いたコマと援軍コマの合計)が1番多いプレイヤーが勝利です。勝利したプレイヤーは、そのエリアの城チップを受け取ったあと隣接するエリアに援軍を送ることができます。
援軍システム
このシステムがこのゲームの最大の特徴です!
合戦で勝利したプレイヤーは、勝利したエリアに隣接するエリアに援軍コマを送ることができます。ただし、自分のコマがないエリアには援軍を送れません。送れる援軍のコマの数はプレイ人数によって変わります。
合戦フェイズの終了
城チップの数字が小さいエリアから順に合戦していきます。11の合戦が終了した後、得点計算を行います。所持している城チップの数字の合計が一番多いプレイヤーの勝利です!
まとめ
良いと思った点
- 援軍システムで目まぐるしく変化する戦況
- プレイのしやすさ
感想
ある合戦を皮切りに勝利が連鎖し援軍により一気に戦力が拡大するような展開も珍しくありません。エリアごとの点数配置をみて、キーとなる戦場の見極めが必要です。地図を見ながら戦場にコマを置いていく感じは軍師になった気持ちで楽しめます。漫画のキングダムとかが好きな人はより楽しめると思います。プレイもダイスを振って2つに分けるだけでシンプルです。プレイしやすく、運と戦略のバランスが絶妙な陣取りゲームです^ ^